ご挨拶
私がアミューズメント業界に足を踏み入れたのは、1983年3月、株式会社シグマに新卒で入社した日からのこととなります。 以来、四十年近く一貫してゲームとカジノに関わる仕事に携わって参りました。 シグマでは当時、 「ゲームセンターの経営」「業務用ゲーム機の開発(国内のゲームセンター向け)」 「カジノ用ゲーミングマシンの開発」「ラスベガスでのカジノ経営」 という4つの事業に取り組んでおり、特に日本国内では、ゲームセンターにメダルゲームというジャンルを生み育てた企業として、メダルゲーム機の開発ならびにメダルゲーム運営という分野で第一人者としての地位を確立しておりました。 社内でも、恒常的にメダルゲームをどうオペレーションするのか、そのためにはどのようなゲーム機が必要か等の議論が真剣に交わされておりましたが、その中心にあったのが、なんと言っても創業者である真鍋勝紀社長の確固たる哲学であったと思います。 フロックを起業し、経営者となった今でも、私の仕事の根底にあるのは、若いころ叩き込んでいただいたシグマの理念であり、真鍋イズムです。 その後にお世話になった株式会社日本システムは、日本の主要なゲームメーカーの海外の窓口となっていた商社であり、海外の多くのお客様とのご縁をいただくきっかけとなりました。 ゲーム業界きってのトップセールスマンであった村上栄司社長には、営業のイロハを教えていただきましたし、また、在籍中には、販売先も商品も自分で探して来るという、メーカーのルートセールスとはまったく違う、得難い経験をすることができました。 残念ながら解散することとなりましたが、日本システムの全事業を承継する形でフロックを創業させていただきました。 私の願いは、世界中の、ゲームとカジノに関わるすべての皆さんに喜んでいただける面白いゲームマシンを提供し、さらにそれらを楽しめる快適な店舗環境を創造するお手伝いをさせていただくことです。 これまでの経験を持って、育てていただいた業界のお役に立ち、ご恩返しすることができましたら何よりの幸いです。
株式会社フロック
代表取締役社長 髙倉章子